大人のピアノ。初めてのピアノ発表会へ参加しました

大人で発表会に参加しました。

(ただの感想と気持ちのメモで、読んでも役立つ情報は一切ありません。)

会の概要

2021.7.30ついに生まれて初めてのピアノ発表会に参加しました。

私の参加した発表会は、数人のピアノの先生で合同でホールを借りて開催するもので、そこの練習生たちが参加するものでした。発表者は幼児から大人まで、様々ですね。(子供さんの年齢順に発表してるのかな。)

 

私は大人の人たち、高校生以上の年齢のところでの並びになりました。

感染症対策として、席は離れていて出入口はあいたまま、各自演奏が終わると子供たちは順次帰っていく人が多数で、集合写真やリハーサルなし。

30人くらいの参加といったところでしょうか。

 

平日夕方の開催なので、わたくし、特に休みをとらずに参加したんですね。小心者なので一日休みだったら、心が休まらないだろうと思って・・・。

でも、仕事してても、なんだか2倍気持ちを消費したような気もするし、小心者はどう過ごしても意識してしまうようですね。直前もそこそこ指を温めて練習してから、いったんですけど・・・・。

(参加してみて分かったのですが、当日の繰り返し通し練習 、あまり役に立っておりません。)

 

弾いてみた感想

意外というか、意外でもなく、ステージのピアノに向かうと、景色はいつもと同じなんですよね。鍵盤があって、譜面台があって、自分だけ。

楽譜が照明で明るいこと以外は、自宅とたいして変わらんのです。

椅子の高さ直すくらいしか、やることない・・。

 

会場の客席に座ってる人は身内を見に来てるだけでこちらのおとな初心者演奏内容には、なにも期待してないし、なんとなく待ってる要素が大きくて、そんなに聞いてないだろうし。

 

ええ、そう思いましたとも。

なのにね、超スローテンポで弾いてるのに、

ゆびぷるぷる、一ページ目の半分行くか行かないかのあたりでは、何を弾いているのかがわからなくなり、・・・?はて?はてな?となりました。

(私の使用した楽譜、子犬のワルツは全部で4ページの楽譜、その中でもほとんどが反復の内容なんですよ。なのにね。いきなりロスト!!迷子よ!)

 

そして、頭の中は、指プルプルの激しさに驚きつつ、「椅子の高さ間違えた」だけはわかる!・・。

(演奏はどうにもならないので、椅子の高さぐらいは、ワタシに味方してほしかった。涙)

 

楽譜を初めから譜面台に開いて置いていたのですが、念のためどころか1ページ目から弾きなおすために楽譜使用するとは自分でも思わなかったです。

ていうか、心の声「椅子のたかさも、弾きなおすなら、なおしたいんですけど・・・・。」でもさすがにそれはやりすぎですかね?イスはアキラメタ・・・。

 

あれだけしぶとく練習した チロチロという動作のプラルトリラー、鮮やかなほどに全滅。間違い多数。曲が切れる、切れる、ミスタッチ連続コンボ!!ゆびぷるぷる、、、何ですかこの指!!

スーパーふるえている指だからでしょうか、??

自分史上初ともいえるほどうまくいった(と錯覚したのは)トリルだけ。震えの効果?すごくない?(いらんから!)

 

指プルプルよ、おさまってくれるか??の願いむなしく、次第にひどくなり、中間を過ぎたときには完全に制御を失っていて、もうプラルトリラーはチャレンジしてはいけないことだけはわかった。

私の手、ぅおーい。・・・手のひらごと、ふるってるんですけどー。ふるふる、いや無理だし。

このまま最後まで弾けるのだろうか・・・。

 

こうしてよくわからないまま、スタインウェイの音を楽しむ間もなく、だんだん早くなって、でも異様に遅く長い子犬のワルツは終わったのでした。

(心の中だけは、もはやテンペストです)

※でもね、…困ったことに緊張してる自覚すら無いんですよ…。明らかにしてるのにね、全く謎です。

 

指先と掌に、こんなに謀反を起こす機能がそなわってるなんてね。びっくりした。ほんとに。

 

参加して、発表会についての認識が変わりました。誤解してました。

子供さん方の発表を家族の立場として、聞いてた時期もあったんですよ。数年間。

うまく弾けてるとか、すごい子いるなーとか、そんな風にきいてたんだけど、そういうことじゃないんだね。

大人初心者と、子供さんとは会の意味とか参加する理由とか全然違うんだろうけど、

いずれにせよあの場に一曲準備するって、それまでの通いの期間だったり、準備してみたりと、簡単なことじゃないんだね。

自分が参加するまでは、子供たちのお披露目会として、衣装着たり、それなりに練習して参加してるイメージで見てたんだけど、・・・・。そんなもんじゃないのでございました。これね、弾いてない人に力説したいぐらいですよ。(ワタクシ暑苦しいのでめーわくですね)

 演奏がすごいとかすごくないとかそういうことじゃないんだね。練習をしている、その途中を持ち寄っているんだね。・・・みんなよくやってるよ。ちびっこや子供さんたち偉いよ。

やってみて、見る部分とか全然、変わりました。本来の演奏ができてない人もたくさんいて、そうなんだ、と初めて分かった。(家族が習ってた時に、この体験を知っておければよかったなあ)

会があるから、一つの曲にチャレンジしたり、普段だったらあきてしまいそうな時間も一生懸命練習できる、完成へ向けて仕上げていく練習ができるのが発表会なんだね。知らなかったです。

 

(ご自身が習ったことのない親御さんには、ぜひ声を大にして伝えたいところですね。)

 

次回へ向けて

手はプルプルするもの。・・・ということを学習したので、プルプルがあっても弾ける曲を選択できるように、もしくはぷるぷるしても弾き切るつもりで準備しないといけない・・。ということを知りました。

直前練習もなにも、意味ない感じの破壊力ですので、あまり頑張らずに発表の日が近くなったら過ごしたいと思います。

…なんせ、2か月をあっさり過去に巻き戻すほどの、ガタガタの効果ですよ。

 

と、今回、初めての体験をしました。来年は今回の経験をちょっとは踏まえて準備できたらなと思います。

 

ではまた、わたくしは、発表会前の練習曲集、ソナチネアルバム1とツェルニー30番に戻ります。少し動く指になりますようにー。

 

練習も、やり方を変えます。

今回、音名を読んで練習する意味があるんだなと痛感しました。最後までいい加減な読みが差し障ってました。

ゆっくり練習の意味、片手練習、歌。今まで指導を受けていたことがやっと少しだけわかった気がしました。

 

ではまた楽しみながら、頑張っていきます。

もしもここまで、謎のメモにお付き合いいただいた方いましたらありがとうございました。